品川 出張

明治庵ブログ2018年07月25日

 東京品川にある日本堂漢方ミュージアムに行ってきました。湿気や夏の暑さを癒すとともに秋支度を整えて健康美を養う。と言うような内容のイベントが用意されていました。

一口に夏と言っても、それぞれの体調・体質あるいは、冷房などの環境の違いで、様々な症状が有ります。症状や体調にあった、その人なりの漢方を薬剤師に相談することが重要です。 安易に暑いからといって体を冷やすものばかり食べると、体調を崩すことが有ります。冷え性の人は、例えば夏野菜の胡瓜・茄子(体を冷やす)は、炒めて食べる。など冷やす効果を和らげて食す事が大事です。      

同じ生野菜のサラダを食べるにしても、

【お疲れタイプ】   過労・睡眠不足・加齢などで、(気:エネルギー)が不足している場合、元気を付けるために、         ひまわりの種・アーモンド・カシューナッツ・胡桃など掛けて食べると良いでしょう。

【ストレスタイプ】  ストレスなどで、(気:エネルギー)が停滞しているときは、生姜のドレッシングや唐辛子・      黒コショウ・ひまわりの種などと共に食べると良いでしょう。

【かさつきタイプ】  冷えや栄養と潤いが無く、老廃物を運び出す(血)が足りないときは、美肌効果のあるクコの実・なつめ・白ごま・松の実・白木耳などと共に食べると良いでしょう。

【よどみタイプ】  冷え・ストレス・過労・運動不足などが原因で、血液が上手く巡っていないときは、瘀血といって血の巡りを良くしなければなりません。生姜・玉ねぎのドレッシングやウコン・紅花・黒コショウなどと共に食べると良いでしょう。

【ため込みタイプ】  水分の代謝が悪く、体内に余計な水分がたまっている状態、むくみ・痛み・胃腸不調を起こしやすいタイプ。は、あずき・はと麦・生姜・かぼちゃの種などと共に食べると良いでしょう。

漢方・薬膳は奥が深く、むずかしいですが、少しでも知っておきたいものです。意識するかしないかで気持ちが違ってきます。全ては、【気】の持ちようで、陰にも陽にもなります。【気】は、幸せの根本にあると思います。