本日の法要風景   (上越市大潟区割烹明治庵)

明治庵ブログ2012年07月22日

今日は、法要風景です。ご自宅までバスでお迎えに上がり、当店までご案内しました。

珍しい料理の数々で美味しかったと皆さんに喜んで頂きました。

調理場もお客様の評価を励みに 日々 試行錯誤しております。 好評価 有難うございました。

当店では、其の日の食材を観て 其の都度 献立を考えています。

季節に応じた海の物・山の物・川の物・里の物などの食材を組み合わせております。

また、煮・焼・蒸・揚・漬・炒・和える等 調理法や味のバランスを考えて、献立を創ります。

巷では、日本料理を世界遺産に登録しようという動きもありますが、定義がむずかしいと思います。

価値は十分有ります。  日本料理は基本 コースです。そのなかで まずテーマそして 季節・旬・食材のバランス・色のバランス・味付けのバランス・調理法のバランス・量のバランス・形のバランス・料理を出すタイミング・器のバランス・地方色・歴史・お客様の体調や好き嫌い・其の日の気候・更には座敷・床の間・調度品・庭・生け花・香りあるいは、節目節目の節句・冠婚葬祭・一期一会などなど 拾い出せばきりが無いほどの気遣いの文化が凝縮されています。そのすべての気遣いを巧みに操れる人が、おそらくは一流の職人であると思います。 恐れ多くて、軽はずみに一流という言葉は使えません。ですので私は二流を目ざしています。  人それぞれ理解の深さが違うので、お客様が勝手に なん流であるかを決めるのだと思います。もっとも決める必要もありませんが。

良く創作料理という言葉を聴きますが、元々日本料理は創作料理です。わざわざあえて使わなくても・・・と思いますが、流行言葉には逆らえません。サプライズ的というか観てくれだけの出し方が多いようです。が。お客様が、そちらを選べば それはそれで仕方が無いことです。ただ日本料理独自の気遣いの食文化が薄れて消滅してしまうのは、寂しい気がします。 昔ながらの おばちゃんが居る 駄菓子屋が消えていくのと 似た様な寂しさです。

新しい時代は、食事と医療が合体した形になると思います。更には、ロボットが栄養管理・食材生産から収穫・仕込み調理そして配膳まですべて自動化になると思います。現に部分的に自動化しています。あとは部分を繋げるだけです。私たちは、包丁など使わずに機械を使いこなす事が仕事になります。機械に使われると言った方が正しいかも知れません。その先には何が待っているのでしょうか?。

たぶん、生活すべてが機械化・自動化したら人間に残された作業は、学ぶと言う事しか無くなるのでは無いでしょうか?

だんだん話が変な方向へ行ったので 終わりにします。

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