もらい泣き

明治庵ブログ2018年12月07日

今日仕事でお世話になっているところのお葬式に参列してきました。亡くなられた方は、この写真の上信越自動車道を開通させるために尽力された方です。まだ、39歳という若さで旅立ちました。

大学でラグビーをしていたそうです。道路に携わる仕事で九州や山口や様々な現場で活躍したそうです。    残された家族、まだ幼い二人の子供と奥さん、可愛そうで切なくなりました。

楽しかった思い出しかなかったそうです。毎日仕事で疲れていても休みの日には、子供たちと精一杯遊んでもらったそうです。とても幸せだったそうです。

同い年くらいの上司の弔辞が皆の涙を誘いました。家族ぐるみのお付き合いをされて、本当に仲が良かったことが伝わってきました。思わず私も、もらい泣きをしてしまいました。周りの大勢の方々も泣いていました。

彼にとっての”後世への最大遺物”は、子供達であり彼の一生懸命生きた生き様です。更には、道路を創ることによって、これから先何万人の人々がそれを利用して、その人々が助かり、あるいは利益を生み、世の中のために成る。と、いう事だと思います。   どうか安らかにお眠りください。ご冥福をお祈り申し上げます。

帰り道に、この冷たい雨まじりの強風の中一生懸命道路工事や外仕事をされている職人さんを沢山見かけました。   この方々が居るおかげで、安心して車に乗れている現実が有ります。

日本は、地震や災害がとても多い国です。いざ、災害が起きて救出に向かう消防や自衛隊が居ます。そして、復旧復興をするのは、土木建設建築に携わる人たちです。そして、いざ貿易がストップした場合食料が枯渇します。農林水産畜産業の方々も大事です。国の礎であり国力でもあります。

私の仕事は、職人さん達に気持ちよく泊まって頂き、朝気持ちよく現場に送り出すという大事な仕事だと思っています。国の礎を護る人達を応援している事に誇りを持って仕事をしています。これからも、更にこの仕事をブラッシュアップして行きたいと思います。

今日の葬儀に参列してあらためて、自分の仕事に誇りを感じました。皆さんの涙を次世代に生かしていく事こそが亡くなった方への供養だと思います。