テロワール

明治庵ブログ2018年02月19日

京都で日本アカデミーと龍谷大学の協力でテロワールについて考えるシンポジウムが有りました。   テロワールとは、地方の土壌・気候・地形などの特徴を活かすという事です。更には歴史や習慣・文化なども考慮した中で、京料理に落とし込むといった試みです。更には、大学とのコラボで科学的な解明をしてゆく新しい試みです。  大勢の料理人と様々な分野の講師とのやり取りの中で何か新しい発見や可能性が見いだせたと思います。    ただ単に地方に京料理を持ってくるのではなく、京料理の手法・技術を使って、テロワールを活かしていく、地域の食材を活かしていくという事です。   すでにそんなことを行っている料理人も沢山いるとは思いますが、科学的解明と言うものはそう簡単に出来るもんでは有りません。更には、栄養学や薬膳的な要素も取り入れていけば更に洗練された料理になるのでしょう。問題は、味です。人それぞれ、好みや体質など様々です。AIが加われば未来料理になると思います。何時かはそんな時代が来るのでしょう。  長生きしたいと思います。