大晦日

明治庵ブログ2017年12月31日

一年の最後の日に丸山古墳の 長 に会いに行ってきました。朝からとても穏やかな天気で、冷たい凜とした空気の中を歩いていきました。出会える木々は蕾をたずさえ、すでに新春を迎える準備が、出来ているかの如く私を歓迎してくれました。雷に身を切られたであろうプラタナスもこれから降り積もるであろう雪に耐えるべくしっかりと根を張り巡らせていました。      橋げたの下には、枯れたアシが群生しています。遠くから眺めても分かりませんが、近くで見るとグロテスクなおそらくは、切っても叩いてもびくともしない程の頑強な根っこが張り巡らされています。私もそうなりたいと思いました。

 植物たちも次に備える覚悟が出来ているようです。寒さの中にも緑の苔の道が続いていて地味ですが、生命力を感じました。  すっぽんが住み着いている池も氷が張っていました。おそらくは、泥の中に身を沈めて春の夢を観ているのでしょう。    遠くから沢山の白鳥の歓喜の声が聞こえます。しかし、この鵜の池には水が殆んど有りません。水鳥の姿が見えません。唯一白鷺が、一羽、一人淋しく、泥の上で餌を探していました。このサギは、私の姿でしょうか?。  全てが、私へのメッセージに思えます。 

 そして、古墳の上に立ち、長 に今年一年の報告と感謝を伝えました。天空からのエネルギーと地面からのエネルギーを自身の体を通して解き放つイメージで対話をします。秘密の対話です。お賽銭の一つも上げるわけでもないのに沢山のお願いをしてきました。     新しき年は、新しき出会いが有り、新しき発想が生まれ、新しきチャレンジをしたいと思います。  新しき年も良き年で有ります様に。