振り返って

明治庵ブログ2017年12月27日

もう今年も終わろうとしています。毎年のことながら今年も様々な事が有りました。一月早々には、突風にあおられバスから転がり落ちて、左薬指を骨折しました。娘の進路変更・3月には父が急死・4月には、始めたばかりの河豚の養殖全滅・6月は、主要スタッフの事件により戦力を失うことに。それに伴いボランティアを含め多くの会合やイベントをことごとくキャンセルして家業に没頭。会社の組織の再編を余儀なく行う。10月には、無理がたたり、肩・肘を痛め、治ったはずの痔が復活。上半期の赤字の中での大金の未収問題で頭を悩ませました。が、これはお陰様で回収頂きました。12月、何年かぶりにぎっくり腰。早めの措置でおおごとには至りませんでした。突風・雷でお店の壁の損壊、雨漏り、その他 家族・友人・人間関係や小さいことを言い出せばきりがない激動の一年でした。  唯一、20年近く続けている勉強会だけは、出席しました。

今日の写真は、店の周りにある 朽ち果てた植物や植物に飲み込まれて20年以上放置した車の成れの果てや ちょっとしたミスによって傷ついたバスなどネガティブな絵を載せました。ほんの些細な事でも放置すると大変な事になるということです。

私は零細家業の社長という立場でこの仕事に携わっています。

社長の最重要の仕事は、一生懸命会社に尽くしてくれるスタッフの生活給を守ることです。  出来る限り長く会社を存続し続けなければこれを守る事は出来ません。今、一時的に業績が良くても2年後・3年後10年後、良いとは限りません。   そのためには、新規事業の立ち上げも あるいは必要です。   それには、夢とか目的とか目標になるものが必要です。

こうしたい・こうなりたい・という希望かも知れません。幸い私には、目的が有ります。夢も有ります。

そして、数年前から試行錯誤しながらやっと決断して、昨年から手掛けた事業が有ります。まだまだ、採算は取れませんが、近い将来必ず採算が取れると確信しています。 トライ&エラーを繰り返しながら、スタッフにも迷惑をかけながら、でも会社を成長させていきたいと思っています。

”心頭滅却すれば火もまた涼し”の言葉は、身に沁みます。人の生き方を全て凝縮した様に感じます。   心の置き方です。

右腕を無くしたとき、片腕を無くしたと嘆くのか?それとも左腕が有るじゃないかと喜ぶのか?という事だと感じます。全ては、気持ちの・心の持ち方しだいだという事です。  

私も強く有りたい、強くなければ会社に尽くしてくれるスタッフに申し訳ない。  今年を大いに反省して、新しき歳を迎えたいと思います。