本日の明治庵

明治庵ブログ2017年06月23日

梅雨入りしましたが、雨は少なく、乾いています。当店の紫陽花も雨を待っています。数年前に紫陽花の枝を分けて植えたところ二か所だけよく育ちました。一か所は、どこからか桑の芽が出て紫陽花と共存するようになりました。桑の実もしっかりついて、甘くて美味しいです。

子供の頃、蚕を飼っている家が沢山ありました。桑の葉は、蚕のエサでした。おそらく、鳥たちが桑の実をついばみ、種をばらまくのでしょう。あちこちから桑の芽が出ています。桑は中々、生強い植物です。桑の実の熟す前の蒼い実は、乾燥して桑椹(ソウジン)として漢方薬になります。葉っぱも枝も漢方薬として使われます。それぞれに薬効が違います。

私達の家の周りには、沢山の植物が自生しています。漢方薬に成り得る食材が、沢山あります。これを食生活の中に自然と組み入れることが出来れば、素晴らしいのになぁと思います。